今回は私の思い出話にお付き合い下さい笑
、、、特にやりたい事がない、とか、夢や目標がないと言う方は少なくありません。
私も、学生時代は夢も目標もない人間で、専門学校も逃げるように中退してしまい、本当に全てが中途半端でした。
やりたい事が無い時期がありました。
そんな時の私のお話。
専門学校を中退してアルバイトをしながら生活していた私。
20歳になり、親に取り敢えず就職しろと言われた為、何社か面接を受けて何となく就職ました。
初めて就職した会社がセミナー会社でした。
当然、特にセミナー会社で働きたかった訳じゃありません。
採用されたから入っただけ。
(今の私では考えられません)
セミナー会社での私の仕事は、主に電話番、セミナー講師の依頼、進捗、セミナー当日の講師の接客(接待まではいかない)、セミナー開始のアナウンス、社長からお願いされた雑務をこなす事。
毎日セミナー講師と会う中で、とある中小企業の社長Iさんと出会いました。
私がIさんセミナーの依頼、進捗、当日の司会などを任されたのですが、Iさんは社長という立場であるにも関わらず、とても優しく、温かい人で。
まだ社会に出たての私に色々な人としての生き方を教えてくれました。
Iさんは、ソフトウェアのテストを専門にする会社の社長で、本当に忙しい方でした。
毎日確か、2時間位しか寝れていないと言っていた程。
ニュアンスは忘れましたが、ある日私はIさんに
「何故この仕事を選んだのですか?」
と聞きました。
こんなに大変で、忙しくて、本当に幸せなのか疑問でした。
Iさんは、
「最初からこの仕事がしたかった訳じゃないんですよ。」と言いました。
Iさんは新入社員の時、とある大手IT会社から違う会社に出向し、そこでひたすらソフトウェアのテストをする日々でした。
「何年も、何十年もこの仕事に向き合っているうちに、いつの間にか、自分はその界隈のプロになっていました。
そして、いつの間にか会社を作り、社長になっていました。
そして、、、いつの間にか、この仕事が好きになっていました☺️」
目から鱗でした。
やりたい事がないから何も出来ない、夢がない、じゃなくて。
やり続けた先に、いつの間にかその仕事を好きになる事、何となくから始まった仕事自体が夢の道になることもある。
そしてそれは、とっても素敵な事なんだ。
やりたい事が無くても、何かを本気でやり続ける事が大切。
私が整体を始めたのも、実は最初からやりたかった訳じゃなくて。
リハビリでした。
心のリハビリ。
2社目の会社がブラック企業でした。
辞めた後も、仕事を探すことが怖くて。
もう私は二度と就職出来ないかもしれない。
仕事を探す事自体に拒絶反応がある。
事務職はダメだ。
そんな時にI社長の言葉を思い出し、今の自分がやれる事をやろうと決めて入ったのが整体業界。
整体をやると決めたら、本気でやろう。
無料の新人研修で学ぶだけじゃなくて、休みの日はセミナーに行って学ぼう。
とにかく必死にやっていくうちに、整体を好きになっていました。
夢や目標がないまま、やりたい事をやっている自分になれていました。
私は人に、やりたい事があって羨ましいとよく言われます。
でも、私の動機はそんな綺麗なものじゃなかったんですから。(リハビリでしたから)
まずは週数回、働けるか体と相談しつつ頑張ろう。
無理なら無理って我儘を言おう。
ほんの小さな事から始まり、今がある。
やりたい事がなくたって、夢中にがむしゃらに今を生きていく。
その夢中の先に、もしかしたら貴方が今理想とする時間が待っているかもしれません。
好きを仕事にする、という選択肢だけじゃなくて。
仕事が好きになる。
という選択肢もあると言うことを知って欲しいです。
令和は、根性論よりも風の時代ですから、私の15年近く前の話は古臭いかもしれません。
でも、この考え方を知る事で、変わる人がいるかもしれない。
と思い書きました。
このブログのに書いた言葉達がが正解な訳じゃありません。
ただ、必要な人に必要な言葉が届けば嬉しいです。
今回はこれでおしまい。