●●が出来ないから。
●●だから出来ない。
この経験が積み重なると、出来ないが前提になってしまい、周りと比べて出来ないからやれない、なんて事が癖になってしまいます。
私にも身に覚えがあるんですよ。。。
中学生時代、技術家庭科の授業が苦手でした。
ミシンは糸を通す所で躓いているので、何一つ作れない。
椅子作りは、ノコギリで板を真っ直ぐに切れない。
だから、何一つ作れない。
多分、脳の記憶システムが本当に悪かった。
今なら、低度の記憶障害やら認知機能障害認定されそうです😅
出来ないことを先生に言えずに、毎回何もせずに授業が終わりました。
成績表は勿論1です。
これは大人になっても続きました。
カイロプラクティックを学んだ時。
周りは先生の話を理解しているのに、私は全く話が入ってこない。
だから、実技時、何一つやれなかったのです。
私は何をやってもダメな人間だな。
なんて思って、怖くてもうセミナーには行きたくありませんでした。
出来ないと思われたくない。
出来ないことは恥だ。
どうせ私は頭が悪い。
落ち込んでました。
そんな私に転機が訪れたのです。
ヨガのインストラクターをしている方がセミナーに参加してきました。
ヨガはやっているけど、カイロは初めて学ぶ方でした。
専門用語は何一つ知らない。
体の部位も詳しくない。
彼女が選んだのは、実習時に「先生!全然意味が分からなかったから一から全部教えて下さい!」でした。
えーー!
一度学んだら、頭に叩き込むものじゃないの?
全部マンツーマンで教わって良いの?
目から鱗が落ちた瞬間でした。
出来ないことでダメ、なんて言っている自分が馬鹿らしくて、情けなくなりました。
出来ないことを出来ないと言えるって、凄く格好良い。
この瞬間
私の前提条件に
出来ないことを出来ないと言える事は格好いい!
が刻まれました。
それからです。
先生に「もう一度全部教えて下さい。」
「合っているか分からないけど、こういう事ですか?」
「先生!●●さんが分からないから、もう一度ここでやってみて下さい。」と、言えるようになりました。
分からない、出来ないはダメじゃない。
本当はやりたいのに、人より出来ないからと諦めてしまう事が、ダメだったのです(勿論私の場合)。
もっと早くこの感覚に気づけたら、、、。
なんて考えても仕方ない。
今から、本当にやりたい事で出来ない事があったら、そして学ぶチャンスがあるのなら。
わかるまで聞こう。
出来るまでやろう。
あなたがもし、どうせ出来ない。
この前提条件を、
出来ない事を認める事は格好良い!
に変えるなら、何をしたいですか?
今回はここまで。
ありがとうございました。