人はどうしても、自分が今まで生きてきた経験や常識の中で思考をしてしまいます。
私のところに来るクライアント様の多くも、経験や常識を「当たり前」だと思い込んでいます。
今日、「七つの会議」と言う映画を観ました。
ラストシーンの言葉が凄く印象的だったので、ニュアンスだけ掲載します(一字一句覚えている訳ではないので、あくまでもニュアンス)
「人の命より会社の方が大事と言う日本独自の風土。(昔なら、会社ではなく藩)」
「人の常識より、上司の言葉や命令が大事と言う刷り込み。」
「命より大事なものはない」
ぞくっとしました・・・。
私も過去に「上司の言葉が絶対」と思っていた事がありましたから。
凄いカリスマ上司で、どんどん仕事をこなして。
でも、朝9時から終電までが当たり前。
なんなら寝袋で会社に泊まり込みまで。
昔の私は社会を知らなかったから「ここまでしないとダメなんだ。」と思って頑張っていました。
でも、半年で体調を崩し、適応障害気味になり、仕事を辞めました。
今となっては、この会社とこの上司の体質は私には合わなかったと実感しています^^:
上司が凄いから、正しいからと言って自分も凄くなる必要はないなぁと。。
(もっと言えば、会社の常識内の正しさでしかなかった。労働基準法違反してるし)
日本人って、自由で民主主義国家だけど、社会的な刷り込みはかなりあるなと再認識する映画でした。
社会的刷り込みは、生まれてきてから作られるもの、大人になって作られるものもありますが、遺伝子レベルで最初から刷り込まれていることもあります。
例えば、日本人として生まれると「戦争の敗戦者」という刷り込みが多々見られます。
だから一見すると「奥ゆかしさ」のような気品も、少し間違えると「遠慮」に傾いてしまったり。
だからこそ。
自分の経験、親の言葉、上司の言葉よりも一歩視野を広げる事がすごく大切になってくるなと感じます。
スピ的には、最終的には自分の内側を見るのが大切になるのですが、最初から自分の内側と対話出来る人はそんなに多くないので。
視野を広げる。
全然自分とは違う人の言葉を聞いてみる。
環境を変える。
(出来れば)海外旅行に行く。
人に振り回されていない人の行動を観察してみる。
様々な本を読む。
とか。
正直、、、自分のこれまでの経験や上司の言葉って、ある意味安全じゃないですか。
「これを守っていれば良い」となるから。
でも、その経験が硬い殻になって、自分を縛り付けていることも多い。
その経験が、思考を止めている場合も多い。
周りの環境が苦しいと感じたら、あなたの経験の外側を覗いて見てください。
親の言葉や上司の言葉が全てじゃないことを思い出してください。
そして、本当は自分がどうしたいのか。
内側の声を聞いてあげてください。
キネシを受けなくても出来ることは沢山ありますから、色々な経験を通して、自分の軸を強化してみて欲しいなと思います。
以上、「七つの会議」を見て感じた事でした^^