今月も沢山のセッションと施術をして、印象的だったことも沢山ありました。
メモや記録を残さないと、日々のやることで上書きされてしまうのですよね^^:
なので、直近の印象的なことをば。
ずっと強迫観念や恐れ、不安と戦ってきたクライアントさん。
母親との関係性が一番の原因とはずっと分かっていて調整をしてきたのですが、同居しているために、調整したエネルギーが新たな母のエネルギーで上書きされている状態でした。
母親から離れて1人暮らしをすると前に伝えたとしても、人生で離れたことがないから怖いんです。
1人で暮らせるかわからない、母がいないことを考えるのも怖い。そんなループ。
それが、動きました。
2月に来てもらった時点で、「あれ、なんか心が変わってきているな。」
と感じていて、「母親への怒りはありますか?」という質問を投げたのです。
これまでは「わからない。」だったり、無言だったり、抵抗から寝てしまうのが、呪いが解けてきたかのように、たくさんの怒りを吐き出し始めました。
セッション後は顔色が別人のように明るくなっていました。
そして3月。笑顔も見え、話す内容に気持ちの余裕が見えました。
ご自身も「表情豊かになった。」と自覚しているくらいに。
聞いてみると
「母が3週間入院しました。
母が実際に家から一時的にいなくなり、、、、ほっとしたんですよね。
すごく楽な自分がいました。」
セッションの前日に退院して戻ってきても、クライアントさんの安心感は保たれていました。
ほんの3週間だけ離れて、自分の本当の気持ちや、母と離れることへの恐れが幻想だったと認識できた。すごい事です。
同時に仕事面でも動きがあったようで、「この調子で頑張れたら」と言ってました。
その日のセッションの内容は、今までとは全然違うものが選ばれるようになりました。
今回、セッションで信念体系が変わったからなのか、たまたまか。
現実が動き、彼は母の呪いから解放され、思い込みを現実で上書き出来ました。
「一旦離れてみる」
夫婦関係でも、DV夫を選んでしまった方を調整する場合に、「その場から一旦離れる」「離婚」が必要な行動になります。
自分の被害者意識を調整しても、夫側の攻撃性を調整した訳ではありませんから。
攻撃してこなくなった、優しくなったという声もありますので、本当に双方の性質にもよります。
だから、いきなり離婚を決めるわけでもなく「一旦離れてみる」でも良い。
暴力的な相手と離れてみた時に、フラットな気持ちが出てきて
「こんなに安心できるのか。」
「1人の方が相手といるより全然楽だった」
そう思えたら、次の行動は決まっているし、
「やっぱり、やり直したい」
「私の被害者癖、ヒステリーで勝手に相手を加害者に作り上げていた」
そう思うなら、もう少し自分と向き合ってみてもいいし。
「彼を助けたい」「共依存」の気持ちがあるなら、(厳しいことを言えば)それはご自身のエゴからくる思い込みかもしれませんから、その気持ちと向き合う時間を作った方がいいです。
人だけじゃなくて、職場や仕事、ものに関してもそう。
もし何かに執着していたり、これがないとダメだという思い込みがある場合、一旦離れる勇気も必要かもしれません。
離れた時、「あれ、意外となくても大丈夫」
そんな現実があなたを歓迎しているかもしれませんよ!
それでは、今回はこの辺で。